院試で必須!?研究室訪問の重要性って?

大学院試情報

 この記事では「研究室訪問をしたことがない!」、「これからするけどどうしていいか分からない!」という方へ向けた内容になります。

研究室訪問の目的

 そもそも研究室訪問をしなければならない理由というのは、入学後に教授側、学生側で思ったのと違うというミスマッチをなくすためにほかなりません。
 学生側としては指導してくれる教員や先輩がいて成長できる環境だと思ってたのに、「実際は違った!」という現象が起きます。教授側としては修士課程であなたを2年間研究室で育て、成果を出してもらう運命共同体のようなものですから、大事な人なのに挨拶が出来ない人だと思われる可能性があります。

研究室訪問で準備していくべきこと

 まず、教授は必ずと言っていいほど、「なぜ、うちのラボに興味を持ってくれたのか?」と聞いてきます。これに答えられないと正直その後の空気が気まずくなることは必至ですし、最悪の場合ちょっとアレな教授だと、知人が訪問に行った際に専門知識や志望理由について理詰めされて怒られたと言っていました(そんな教授は稀ですが…。)
 教授側としても目的で書いたように、学生は研究成果を一緒に出していく仲間ですから、適当な志望理由な人に研究は任せたくないと考えるのが自然です。

 現在の研究内容に関しても、さらっとですが聞いてくる教授が多いです。自分が思うにこれを聞いてくる理由は2つあると思っています。1つ目の理由は、今取り組んでいる研究に対してどこまで真剣なのかを測っているからです。自分の研究内容はもちろん、場合によってはなぜ、それに着目しているのか、なぜその研究テーマになったのかなど、関連している研究内容の理解もしていないと、答えられないようなものが聞かれる可能性もあります。ただ、B3の12月~B4の5月であればそこまで教授も回答してもらえると思っていませんので黙らない、的外れなことを言わないという程度でいいかと思います。2つ目の理由は、研究領域が違う分野からやってくる学生に対しては、”なぜ”今の研究を続けないで修士で自分の所に来るのかという点を深く聞きたいのかなという風に僕は捉えました。

研究室訪問で聞くべきこと

 研究室訪問では、教授に聞くべきことと、学生に聞くべきことがあり、そのどちらも大切です。

教授に聞くべき必須項目は
・来年度(自分が所属する年)での体制
・学会の数や頻度
・勉強会、セミナーの回数や時間
・卒業生の進路
・(去年の募集要項を見て該当のものがあれば)志望研究室の研究領域の現状や課題などが分かるような総説や論文について情報をもらう
・自分以外に志望している人は何人いるのか(ライバルの人数の把握)
・コアタイム
です。

学生に聞くべき必須項目は
・教授の人柄
・勉強会やセミナーの負担はどれくらいか
・博士課程に行く人がいるか
・院試で使った教科書や4~8月くらいで何をしていたか
・過去問の解答があるか
・学部の研究と似てる領域か、かなり異なる領域だったか。異なっていればどうやってギャップを埋めたor埋めているのか
・英語のスコアは本人、周りでどのくらいだったか
・(今後オンライン試験の人は)オンライン試験の流れや詳細を聞いておくとよい
・(博士課程進学しない人の場合)就活に対する教授の態度

研究室訪問でチェックしておくべきこと

・研究室の雰囲気(居室での学生の過ごし方や教授と学生の接し方)
・装置や学生に与えられたスペース(実験卓や居室の机の広さ)がどれくらいか
・自分が来年度からやっていくと想像したときにワクワクするか
以上。

以上の情報を参考にして、大学院試頑張ってください!応援しています!

コメント

タイトルとURLをコピーしました