筆者たちは、東京大学大学院理学系研究科、新領域創成科学研究科に進学しています。
また、東大院、東工大院合格をサポートした経験からおすすめの参考書を厳選しています。
物理に関しても基礎的な考え方をしっかりおさえ、そこから志望する専攻に合せて過去問を中心に対策し、必要に応じてさらに難しい参考書・問題集をやるのがおすすめになります。
基礎物理学
まずは、古典物理と言われる範囲で高校でも習った「力学」「電磁気」「波動」「熱」をおさえる必要があります。これら基礎物理学をおさえるのにおすすめなのが基礎物理学演習I・Ⅱです。例題と練習問題からできています。この例題だけでいいのですべてできるようにしましょう。これだけで基礎的な何用はすべて身につきます。
量子力学
初級
量子力学は内容が難しいです。なかなかできないという人向けに解くことに特化したテキストがこちらになります。
問題を解くことに特化しているのでまずはなれてみると言う方におすすめです。
中級
量子をしっかり理解しつつ問題演習をしたい方向けです。それなりに読み応えがあるのでやりきるのに時間がかかります。
余談ですが東大院時代に何の教科書勉強したと言われたので猪木河合です。と言ったら、僕同期だけどそんなに量子できたっけとかマウントされました。私は名著だと思います。
上級
私のときは英語版しかなく、英語版で勉強していました。
ブラケットを用いて理論が展開されるので線形代数の知識はもちろんのこと変換群や行列に精通する必要があります。
初級、中級の教科書とアプローチがだいぶ異なるので戦略としてはじめからJJSAKURAIで学習するという選択肢もあります。
統計力学
初級
統計力学が難しすぎて分からないという人はまずはここからはじめてみるといいです。量子でおすすめした初級本と違い統計力学のイメージをつかむのに利用できます。
中級
この本が一冊できれば大抵の入試問題はクリアできます。
東大の物理系ならおさえておきたい一冊になります。
統計力学の中では青色チャートみたいなイメージでつかえる教材です。
上級
言わずと知れた名著です。東大物理の皆さんはこの問題を解きまくっていました。かなり難しく、一つ一つの計算もヘビーです。
統計力学の専門として要求される方はやりたい一冊。
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