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大学院入試を考えている皆さん、特にGMARCHレベルの大学からの進学を検討されている方々の中には、「東大院なんて夢のまた夢…」と考えている方も多いのではないでしょうか?しかし、私たちが過去の入試結果を詳細に分析したところ、「GMARCHの一部の研究科よりも、実は東大院の方が外部生にとって受かりやすい」という驚きの事実が判明しました。
今回のブログでは、具体的なデータに基づいて、その理由を詳しく解説していきます。
GMARCHの大学院入試:意外と高い「内部生優遇」の壁
私たちが調査した学習院大学、法政大学、立教大学のデータからは、以下の傾向が見て取れます。
(※明大、青学、中大の入試結果は開示が極めて少ないため今回は割愛)
- 外部生を受け入れていない、または極めて少ない研究科の存在
一部の研究科では、ほとんど外部からの合格者が出ていない、あるいは募集自体をしていないケースが見受けられました。これは、実質的に内部生で定員が埋まってしまうことを意味します。 - 外部生にとって非常に高い競争倍率
外部生を受け入れている研究科であっても、特定の研究室では倍率が10倍を超えるケースが複数確認されました。これは、非常に限られた狭き門であることを示しています。
もちろん、全てのGMARCHの大学院がこのような状況ではありませんが、志望する研究科や研究室によっては、想像以上に厳しい戦いを強いられる可能性があると言えるでしょう。
東大大学院入試:広く開かれた「外部生への門戸」
一方で、東京大学大学院の入試結果を見てみると、GMARCHとは対照的な傾向が見えてきます。
- 全ての研究科で外部生を積極的に受け入れ
東大のどの研究科においても、外部からの受験生を積極的に受け入れています。特定の研究科や研究室だけが外部生に開かれているという偏りはなく、幅広い選択肢があります。 - 外部生倍率の最大値は5倍
私たちの調査では、東大大学院における外部生の競争倍率は、最も高くても5倍程度でした。これは、GMARCHの一部研究科で見られた10倍を超える倍率と比較すると、はるかに低い数値です。
もちろん、東大の入試問題の難易度が高いことは言うまでもありません。しかし、競争倍率という側面から見れば、GMARCHの一部の狭き門に挑むよりも、東大の方が合格のチャンスが大きいという見方もできるのです。
なぜ、このような逆転現象が起こるのか?
この現象の背景には、いくつかの理由が考えられます。
- 大学院の設置目的の違い
一部のGMARCHの大学院は、自大学の学部生がそのまま進学する「内部進学」を主な目的としている場合があります。そのため、外部生の受け入れ枠が必然的に少なくなってしまうのです。 - 東大の多様な研究分野と研究者
東大は非常に多くの研究科と研究室を擁しており、研究分野も多岐にわたります。これにより、多様なバックグラウンドを持つ学生を求めているため、外部生にも広く門戸が開かれていると考えられます。
東大院を「現実的な選択肢」として考えてみませんか?
「東大院」と聞くと、多くの人が「自分には無理だ」と最初から諦めてしまいがちです。しかし、今回のデータが示すように、GMARCHの特定の研究科に挑むよりも、統計的には東大の方が合格の可能性が高いケースも存在します。
重要なのは、先入観にとらわれず、各大学院の入試状況を冷静に分析することです。もしあなたが「東大で本当に学びたいことがある」「東大の研究環境で自分の研究を深めたい」と考えているなら、それは決して夢物語ではありません。
私たち院試塾では、あなたの志望する研究科や研究室の過去の入試データを詳細に分析し、個別の対策プランをご提案しています。東大院への挑戦を現実的な選択肢として考えてみませんか?
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